「星占い」ホントの呼び方は「占星学(アストロロジー)」!

 二千五百年前から、占星学はこの世に存在していました。

 原文はアストロロジー、「アストロ(宇宙)」「ロジー(学問)」ですから、直訳して宇宙学というか、星の学問ですよね。


 日本では占い、という言葉に一緒くたに数えられ「がち」ですが、いわゆる占いの三種、「命」「卜」「相」のうち、占星学は「命」にカテゴリーされます。

 占星学は、その星の角度、度数まで計算に入れて考えられており、とても数学的です。

 

 太陽から、冥王星まで、10個の星全てに意味があると考えられています。
 
 よくある十二星座も私は否定しませんが、十二星座は「太陽のみ」を使用したもの。

 あなたが生まれたときには、月も、金星も、火星も、木星も、土星も、天王星も、海王星も、冥王星もあったのです。そしてそのすべてに違った意味があります。

 楽譜で同じ場所に四分音符と八分音符があれば違う楽譜になるように、チェスのマスに違う駒がいれば違った動きをするように。


 望遠鏡などが開発され、天王星が1781年に見つかるようになるまでは、7つの星が使用されていましたが、現在の西洋占星術(学)は、10個の星を使用します。


 例えば太陽は、あなたの人生の目的を示します。社会に出て活躍する人は、基本的に太陽を使用します。
 
 また、月は素の部分、また妻を表します。専業主婦などは月を使用します。
 
 水星は知性、言葉を。

 金星は楽しみを! 女性にとっては自分の女性らしさも表します。

 火星は行動力、怒りなどを。男性にとっては、自分の男性らしさも表します。
 
 木星は拡大の星。自分の人生を拡大していく、とも取れるので、適職などを見るときにも役立ちます。

 土星は制限の星で、「師匠」のような存在。ちょっと厳しいですが、試練を乗り越えると素晴らしい力を貴方に与えてくれます。

 天王星はひらめきの星。とにかく予測が付きません。あなたの発想力などを司ります。

 海王星はイマジネーションの星。芸術やアルコール、海などを担当します。

 冥王星はゼロか100かの、オールオアナッシングの激しい星ですが、破壊と再生を司ります。


 これらすべての星が、あなたの人生において意味を持っているのです。
 
 どの星がどの星座に在るのか。火星が牡羊座にいるのと牡牛座にいるのとでは全く意味合いが違ってきます。

 そして、星々同士がどの角度を織りなすのか・・・

 また、天空のどの場所(ハウス)にいるのか・・・

 これによって、あなたの得意なこと、適職、恋愛傾向などが、楽譜のように、「星図(ホロスコープ)」となって出てくるのです。


 
 これらの星々の位置は、いわばあなたの武器でもあり、味方でもあります。

 自分を知って、人生に生かすことは、とても有意義なことです。


 占いではなく、学問として、身近な自分を知る手立てとして。

 通知票は学校を出たら役に立ちませんが(そうですよね?)、ホロスコープは一生使えます。

 もちろん、場所によっては、占星術とか、星占いでいいんです。あまりこだわるとかえってやりにくくなりますから(笑)ほんとは「学」なんですよ、みたいな感じで。

 ぜひ、占星学(アストロロジー)に興味を持って、自分の人生を豊かにして下さい。

 剣乃四郎